あいぼんのこと

自分の受けている衝撃の強さに戸惑っています。こんな気持ちは、あの、ハロマゲドン以来かもしれない。
あいぼんがタバコを吸っていたということに衝撃を受けているわけでも、失望をしているわけでもありません。もう少し聡明で、立ち回りのうまい娘だとは思っていましたが、それがそうでなかったからといって、こんな気持ちにはなりはしません。
ただただ、この事件が彼女の将来に落とす影を考えると、胸が苦しくなるんです。
盗作問題よりも、男性問題よりも、飲酒事件よりも、未成年女性アイドルの喫煙というのはその後の芸能活動に暗い影を落とすような気がしてなりません。しかも、加護ちゃんは(実像はどうであれ)かわいらしい善の象徴のようなイメージをもっていましたから。彼女が一年謹慎をしたところで、今までのイメージのままでの活動は出来ないでしょう。だからといってダークなイメージで売るのは痛々しすぎて、世間は拒絶する。彼女はこのまま芸能界を去ってしまうかもしれない、そうであってもおかしくないと、ぼくは思っています。つまり、芸能人としての加護亜依は、死んでしまうかもしれないんですよ。
自分の愛した娘が死んでしまうかもしれない。それが今のぼくの気持ちにいちばん近い言葉でしょうか。
自分のかわいい娘が、無謀な飛び出しで交通事故に会って重体になる。もし命が助かったとしても、一生重い後遺症を背負って生きていかなければならない。そんなとき親は、非のない相手の運転手(しかも罪の意識がないんだ、こいつは!)を、恨んで殺したくなったりしますよね。でも、何も出来ずに、心を痛めてのたうちまくり涙を流しながら、いもしない神に祈るだけなんですよ。

どうか、どうかあいぼんをお守りください。。。